情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

経営理念Case18 AVF AKIO VEGETABLE ファームグループ

【経営理念】

食を通して幸せづくり 人づくり 元気づくり

私たちは食を通じて
幸せづくり、元気づくり、人づくり
をしている企業です。
 

【会社概要】

創業/1997年(平成9年)
業種/農作物生産・品質管理、食品加工、生鮮食品卸業
資本金/7,500万円
従業員数/65名
本社所在地/石川県金沢市
代表取締役社長/松川篤裕(3代目。2017年就任)
URL/https://akio-vf.co.jp/

 

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経営理念

食を通して幸せづくり 人づくり 元気づくり

私たちは食を通じて
幸せづくり、元気づくり、人づくり
をしている企業です。
 

ビジョン

ありがとうを、日本一集める食の素材屋
 

ミッション

新鮮、安全で美味しい日本の野菜・果実を通して、日本のスローフード社会を支えます。

創業の精神

安心を感じる

分析

1.どのように社会に貢献するか明確であること

食を通じて、幸せづくり、人づくり、元気づくりをしようとしており、事業を通じてどのように社会に貢献するかとても明確です。

グループ企業の株式会社HARUSAが農作物生産・品質管理(1次産業)を、株式会社畑のシェフが食品加工(2次産業)を、株式会社あきおが生鮮食品卸売業を行い農業の6次産業化をすることで、新鮮、安全で美味しい日本の野菜・果実を通して、日本のスローフード社会を支えています。
 

2.未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること

新鮮、安全で美味しい日本の野菜・果実を通して、日本のスローフード社会を支えることにより、「ありがとうを、日本一集める食の素材屋」というビジョンを実現する。

手段と目的が明確であり、あるべき姿、進むべき方向性が分かり易く示されています。

3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること

「新鮮、安全で美味しい日本の野菜・果実を通して、日本のスローフード社会を支えます。」

可能な限り農薬や化学肥料に頼らず栽培された「生野菜」を使うモスフードサービスとの取引を11年越しのアプローチで実現させるなど、戦略・戦術のヒントになっています。

4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること

食を通して、幸せづくり、人づくり、元気づくりができているか?は、少し抽象的ですが、環境の変化が激しいときにおいても、深く掘り下げて考えることで、迷ったとき、困ったときの判断基準・行動基準になります。 

また、スタッフ全員で毎日「ありがとう」のカードを書き、それを張り出す。「ありがとう」は言われるものではなく、自分から発信することで、「ありがとうを、日本一集める食の素材屋」というビジョンを実現する。ビジョンが判断基準・行動基準になっています。
 

5. インパクトがあり、覚えやすいこと

経営理念、ビジョン、ミッションのいずれも短いフレーズで覚えやすいです。

創業の精神は長く覚えにくいですが、本質は(お客様が)「安心を感じる」であり、「安全」と「安心」は異なることが、よく考えられており、覚えやすいです。
 

松川篤裕社長のことば

「何を言ったか、何をやったかではなく、人生は何を残したか」

「食べる人が安心を感じ、笑顔になれるように」

「安心と安全は違う。親が子に『この商品は大丈夫だ』と説明できる情報があるかどうかも重要」

「消費者と生産者の距離を『ごちそうさま』の声が聞こえるまでに近づけ、消費者がほほ笑む食材を生産者と共に創造していく。同じ涙を流せる社会を創ることを一生の使命にすると決意した。」

「応援します、じゃないんだ。応援させてください、なんだぞ。これがうちの精神だぞ」

「大切な野菜を納品する先は、経営者の考え方や生き様に共感し、『同じ涙を流せる』仲間であることが大事」

 

情熱を傾けて事業を行っていることが伝わってくる言葉です。社内はもちろん、取引関係にある社外の人とも、理念を同じくし、共感し、信頼できる仲間と事業を行えることは、とても幸せなことです。

強みと10年構想の方向性

強みは、生産者との信頼関係と安心を生み出す人間力です。

 

健康志向を背景に、食の世界は、安心・安全は大前提であり、さらに美味しい、地産地消などの付加価値が求められています。

10年構想の方向性は、①生産者の事業承継支援、②理念を同じくする生産者の発掘、育成、③EC・海外展開を含めた販売網の強化です。

『理念と経営 2020年 09 月号』より

理念と経営 2020年 09 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 09 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: 雑誌