情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

経営理念について①

中小規模の企業にとって、経営理念はとても大事です。

何故、中小規模の企業にとって経営理念が大事なのか?それは、次回お話をするとして、今回は、中小規模の企業にとってとてもな大事な経営理念とは何かというお話です。

 

 

経営理念とは?

「経営理念」とは、会社の存在意義、会社を創った目的のことです。

具体的には、持続的に、どのような価値をどのように顧客に提供することで、顧客や社会に貢献する存在となっていくのかを突き詰めて考え、言語化したものです。*1

つまり、企業が果たすべき使命(ミッション)と使命(ミッション)を果たした先にある長期的なビジョンについて、こうあるべきだという創業者や経営者の人生観や人間観に基づく根本の考えを明確に表現したものです。

創業者や経営者が、人生を賭けて実現したいことであり、この会社は何のためにあるのか?という質問に答えるものと言えます。

 

ミッション(使命)とは?

「ミッション(使命)」とは、会社に与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務のことです。

「ミッション(使命)」は、命を使うと書きます。

個人のミッションなら、文字どおり、「あなたは、あなたの命を何に使いますか?」という人生そのものに対する質問に答えるものであり、突き詰めて考えたものであればあるほど「覚悟」の表明になります。

会社のミッションなら、「会社は、①何のために?、②何をしますか?」という質問に答えるものになり、会社の「目的(存在意義)」を「行動」によって表すものになります。

 

「ミッション(使命)」を構成要素とする「経営理念」は、創業者や経営者の人生観や人間観から生じた企業の使命・価値観という創業者や経営者の深い想いを言語化したものですので、長期的なものであり、抽象的なものになります。

そのため、社内への浸透度や目標が実現されたかどうかを判断できるようにするため、より具体的な企業の使命や価値観を示すものが必要になります。

これが「ビジョン」です。 

 

ビジョンとは?

「ビジョン」は、中長期な将来像・ありたい姿のことであり、会社の3~5年後、10年といった中長期的な目的・目標のことです。

「経営理念」より具体的なものとするために、定量化された内容が含まれていると良いです。

例えば、売上や利益目標を設定したり、店舗数目標を設定したりすることで、定量化され具体性が増します。

長期的な「経営理念」が実現されるためのある時点でのありたい姿は何か?3~5年後、10年後どうなっていたいか?という質問に答えるものです。

 

バリューとは?

数値目標の入った明確な「ビジョン」を設定すると、価値観が見えてきます。

この価値観をより明確にしたものが「バリュー(価値観)」です。

「バリュー(価値観)」とは、日々の判断基準・行動基準になるものであると同時に、重要な決断をするときの判断基準になるものです。

 長期的な「経営理念(存在意義)」と中長期的な「ビジョン(中長期的な将来像・ありたい姿)」を実現するため、日々、どのような判断基準や行動基準に基づいて判断し、行動すべきか?という質問に答えるものです。

 

まとめ

このように「経営理念(存在意義)」「ミッション(使命)」「ビジョン(中長期的な将来像・ありたい姿」は相互に関係しあっています。良い経営理念は、明確なミッション(使命)とビジョン(中長期的な将来像・ありたい姿)から構成されており、そこからバリュー(価値観)が生まれてくるものです。

 

~ つづく ~

*1:「理念」とは、ある物事についての、こうあるべきだという根本の考えのことです。