情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

経営理念Case12 株式会社渡辺有規建築企画事務所

「理念と経営 2020年06月号」の企業事例研究に掲載された企業の経営理念等の紹介です。

 

【経営理念】

都市を創り 人財を創る

感動を創り 未来を創る

そして すべては光り輝く

 

【会社概要】

創業/1989年(平成元年)

業種/建築・企画、設計・デザイン、工事監理

資本金/1,000万円

従業員数/28名

本社所在地/栃木県宇都宮市

代表取締役社長/渡邉有規

URL/http://www.warp-jp.net/

 

 

経営理念

都市を創り 人財を創る

感動を創り 未来を創る

そして すべては光り輝く

 

ビジョン

「誇り」
私たちは、建築・企画、設計・デザインへの情熱をもって、 お客様と建築が育む地域社会の愛と感動と成功を創り続けます

「夢」
世界に誇る日本有数の建築、都市、環境を設計デザインし続け、 世界の人々に感動と喜びを与えられる我が社となり、日本の建築文化創造に貢献します

「その為に」
われわれ全社員が一丸となり絆をもって、 建築家としての、夢と誇りを実現してゆきます

「実現化への過程目標」

01 日本有数の建築を創り続ける、誇り高き建築家集団となる

01 8つのプロジェクト、3つの研究テーマを日本最高レベルとし、ブルーオーシャンの世界を創る

01 企画力、設計力、プレゼン力で日本最先端となる

01 社員さんとその家族の物心両面の幸せを実現する

 

ミッション

「我が社の全総合力を建築・企画、設計・デザインに投入し、総合芸術である建築を創り続け、地域社会と、関係するすべての人の永遠の幸福を実現します。」

 

01 建主様の感動と喜び、一生涯のお付き合い

02 建築目的の成功繁栄、変革への対応

03 都市社会への新しい提言とデザイン

04 社員さんとその家族、我が社に関係するすべての人の幸せ創造

 

分析

1. 未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること

「誇り」と「夢」をもった日本最高レベルの建築の専門家集団になるという、未来のあるべき姿が想像でき、進むべき方向性を示していて良いと思います。

 

2. どのように社会に貢献するか明確であること

「都市を創り」「人財を創る」「感動を創り」「未来を創る」ことによって、すべては光り輝く「感動」を生み出し、社会に貢献することが読み取れます。

「感動」というキーワードが重視されており、お客様の感情を大切にしています。

建築家というアーティスト集団としてどのように社会に貢献しようとしているのかが分かります。

 

3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること

「総合力を建築・企画、設計・デザインに投入」することは、戦略・戦術のヒントになりそうです

綜合力を投入する自社の建築設計士を「コンサルティングアーキテクト」であるとして目指すべき方向性や役割を明確化しています。

 

4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること

「全社員が一丸」「絆をもって」「 建築家としての、夢と誇りを実現」は、非常時・緊急時の判断基準、行動基準になり、士気を高め、自分の意思や想いを強くすることに役立つように思います。

 

5. インパクトがあり、覚えやすいこと

経営理念は、4つの創るで表されており、覚えやすくて良いです。

経営理念に加えて、ビジョンとミッションが、階層的に作られており、良く考え練られたものであることが分かります。

理念主導経営を実践されているように思います。

 

渡邉社長のことば

「この危機(新型コロナウイルス感染症の拡大)にどう向き合えばいいか、いあkに乗り越えようかと考えていましたが、はたと気づいたんです。もうこれは私たちの原点に返るしかないと。」

「今、与えられた目の前の仕事に最大限の力を尽くす。お客様が喜び、感動し、感激をいただける最高の建築物をつくりあげる。」

「建築を愛し、建て主であるお客様の喜びを心から愛する設計者の一人として、社員と共に『今ここ100%』、一つ所に命を懸ける創業の原点に返れば、必ずこの危機を乗り越えられ、未来は開かれる」

「専門知識を高めると同時に、建て主とのヒアリングや勉強会を重ねながら、事業理念や歴史、夢やビジョンなどにまで思いを巡らし、その上で具体的なプラントとデザインへと落とし込んで提案する」

「建築力×人間力×絆」

「『人間力』というのは、言い換えれば『感謝力』であり、『人間性』」

 

ひとこと

渡邉社長は、不安と恐怖に打ち勝つために様々な本を読みあさり、日本電産永守重信会長の「年間5000時間働けば、会社は変わる、人は変わる、人生は変わる」という言葉に巡り合い、「それなら一割増の5600時間*1働こう。僕のような人間でも成功に近づけるのではないか、努力はできる」と決意し、毎朝4時半から1日15.5時間、休まず5600時間、設計に没頭したそうです。

素晴らしい行動力です。

努力が必要と分かってはいても、なかなかここまではできないのが普通です。だからこそ、ここまでやりきることで人と差がつき、道が開けるのだと思います。

 

理念と経営 2020年 06 月号より

理念と経営 2020年 06 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 06 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/21
  • メディア: 雑誌
 

*1:原文のまま。5600時間なら、1割2分増しかと・・・。