情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

理念と経営 2020年6月号

定期購読している『理念と経営 2020年 06 月号』のメモ

経営に役立つアイデアやヒントをご紹介します。


特集 「『異分野』連携が革新を生む」
 なぜ、日本の中小企業では異分野の連携がうまくいかないのか

 

理念と経営 2020年 06 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 06 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/21
  • メディア: 雑誌
 

 

異分野連携が上手く行かないのは、何も中小企業に限った話ではなく、大企業も同じです。

異分野連携を成功させるためには、連携したもの同士が垣根を越えて、一つの組織になることが必要です。

一つの組織になるためには、組織が成立する上で必要な「組織の3要素」を満たす必要があります。

 

【組織の3要素】

・共通目的

・貢献意欲

・コミュニケーション

 

理論的には、これが異分野連携に必要な要素になります*1

 

道 第6回「道徳」

「凡事継続」

「凡事徹底」

「モラル(道徳)の根底にある利他の心を学んでほしかった。すると、モラルがモラール(士気)に連動し、誰もが高い志を持って自律的に判断行動し、業容の拡大にも結びついていった」

 

伊那食品工業は、地域の基盤となる企業であり、かつ、トヨタ自動車豊田章男社長を含めて全国から多くの経営者が視察に来る企業です。

伊那食品工業の社是は、「いい会社をつくりましょう。」です。

「いい会社」とは何か?

伊那食品工業さんによると、単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で 「 いい会社だね 」 と言ってくださるような会社のことです。

経営資源の相対的に少ない中小企業にとって、社員の満足感や幸福感を重視し、内的動機付けを高めることが収益性の向上に繋がるのですね。

 

トップインタビュー

合資会社ホリホールディングズ代表社員の堀安規良さん

「味に関わらない作業は全部機会にすべきだと思っている。その代わり新商品の開発や味のチェックなどは人がやる。」

「ロボットとの『協働』を進めることで社員の体の負担を抑え長期にわたり雇用が実現できる」

クレドの行動目標は、『カ・ゲ・キ』」

「カは何事もにも『感謝』、ゲは自ら『現場』に足を運び、キは『危機管理』を徹底する」

 

『カ・ゲ・キ』上手いですね。

『感謝』『現場』『危機管理』の3つを徹底的に過激にやる、に繋がりますね。

こういう分かり易いフレーズは、社内に浸透しやすく、実践されやすいです。

 

巻頭特別企画 「朝の来ない 夜はない」

「今こそ、観光産業を変える大きなチャンスだ!」 星野リゾート代表 星野佳路

「この数か月ほど自分の経営力が試されているときはないと、私は思っています。」

「ある意味で、経営者にとっては力の発揮のしどころ」

「今ここでどう判断し、どう行動し、どう敏感に変化をつくっていくかが問われている」

「今私たちが日々経営判断することが、三年後、五年後に必ず評価されるに違いありません。」

「企業が貢献すべきは感染拡大の抑制」

「大切なのは変化のスピード感です。そのためには、今はトップダウンの経営がプラスになる時期です。変化の方向をトップが決める。その結果が良くても悪くても、トップが責任をとるという勢いで変わっていかないと、マーケットの変化、市況の下落に対応できません。」

「フラットな組織の在り方とトップダウンは矛盾しません。」

「私には『いい会社』の定義のようなものがあります。どんな社員もいつしか会社を去っていきます。そのとき『自分が星野リゾートにいた時間は、とても幸せな時間だった』と言ってもらえる会社。そんな会社をつくりあげるのが、私が理想とする経営者像です。」

 

6月号は、「いい会社とは何か」というテーマが重なりました。新型コロナウイルス感染症の拡大という経営にとって大きなインパクトのある出来事は、経営者に本質的な問いかけをしてきます。

それにどう答え、応えていくのか、経営者の力量が問われています。

 

「日本経済の今」を読み解く

「自国のみにこだわるナショナリズムから脱却せよ」

「日本の得になるからアジアのダイナミズムと向き合うという発想ではなく、日本がアジアから敬愛されるために、日本筋道を通してアジアと向き合うべき」

 

「志」

ありふれた言葉ですが、構想力は、高い志から生まれます。

人々を惹きつける大きな構想を生みだし、実現するためには、多くの人々のサポートが必要です。

構想力の問題を突き詰めると、結局、人間力の問題になります。

 

企業の成功法則 ― 社長力・管理力・現場力 三位一体論

社長力 究極、経営も、人生も、すべて「気づきの能力」

管理力 考えて、考えて、考え抜いて、具体的に結果を残す熱意

現場力 自分の個性や能力、才能を発揮し、智慧を絞り、工夫をして習熟度をあげる  

 

野村克也監督の考え方特集「基礎・基本・応用」

「基礎」は人間性を磨くこと。①人間的に嘘がなくて誠実、②親や仲間を大事にする、③深く感謝する気持ちを養う、④野球だけでなく一般常識を持つ、⑤強い向上心を持つ、⑥自分自身を成長させる。

「基本」は人生観の確立。①何のために生きるのか、②仕事とは何か、③何のために野球をやっているのか。その問いに対する答えを確立する。

熱意なきところに智慧も創造性も生まれない。

 

指導者の一念

「経営理念の自分のこころの中にちゃんとある」

「何のために経営しているのか」

「誰かと競争するのではなく、常に自分の理想とする形に向かって進むっことを考える。これが王道の経営」

 

何のために会社を興したのか。何のために会社を経営しているのか。何のために事業をはじめたのか。自分自身の理念、経営理念にたどり着くために、必要な問いかけです。

 

現場で磨くリーダーシップ

「リーダーシップとは、『物事をより良い方向に導くための影響力』」

「自分の意見を述べることで、『それは違う」と批判されることがあるかもしれません。しかし、そういうときこそリーダーシップを磨く絶好のチャンスです。」

 

物事の見方は人によって異なります。他人は、何を大切にし、どのように考えているか。これを知ることができる共感力を磨くことは、リーダーに必要なことのひとつです。

共感力を高めるためには、まずは自分自身の感情に共感することからはじめましょう。

感情を大切にです。

 

指標に「未来」を見る⑥

「経済の立て直しへのアメリカの覚悟」というお話。

「世界的な規模で新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。当初、日本経済への悪影響をリーマン・ショックの3分1、10兆円ほどの規模だと見ていました。ところが、リーマン級か、それ以上になる可能性が出てきました。」

やはりという感じです・・・。数値が徐々に悪化していることを考えると、世界恐慌に陥り、リーマン・ショック以上の影響が日本経済にある可能性も考えて、行動する必要があります。

*1:記事の中では、この話はされていません。ただ、こういった基本的な話をしているものはほとんどありません。