情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

カウンセリングの振り返り

新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月10日に6月のキャリアコンサルタント試験の中止が決まりました。

本来であれば、今頃は、6月の国家試験に向けて、カウンセリングの演習講座を受講しているはずでしたが、そちらの講座も延期となっています。

せっかく掴みかけてた(ちょっとだけだけど・・・)カウンセリングの感触を忘れてしまいそうです。

 

せっかく掴みかけてた(ちょっとだけだけど・・・)カウンセリングの感触を取り戻すため、私自身のカウンセリングの振り返りをしてみたいと思います。

 


1 現状

カウンセリングの3つの基本姿勢のうち、1)無条件の肯定的関心(受容的態度)については、①座り方と姿勢、②アイコンタクト、③うなずき・あいづちをうつ、などの基本的な技法を通じて実践できていると思います。

このあたりは、悪くないみたいです。

2)共感的理解については、④要約、⑤共感する、共感的な言葉を返す、などの基本的な技法を通じて、クライエントさんの気持ちや感情への共感はロールプレイのほとんどの場面で実践できていると思います。

とにかく、クライエントさんに集中して、聴いて聴いて聴くことに徹します。

はじまってすぐには、クライエントさんを共感的に理解することはできないと考えて、「きっと、こういう相談だろう」とか「このように展開させよう」といったことは考えないようにします。

 

2 課題・改善点

ロールプレイにおいて、取り組むべき課題と改善点は、まだまだたくさんあります。

ロールプレイの際には、一つひとつを意識的に実践し、ロールプレイ後には、一つひとつ丁寧に、実践できていたか、どの程度実践できていたか、改善点はどこかを振り返る必要があります。

1)共感的理解について

① 信頼感の醸成

クライエントさんが最も分かって欲しい、把握して欲しい内容や気持ちをまとめて簡潔に繰り返し、今以上に、クライエントさんが信頼感を持てるようにする必要があります。

特に、クライエントさんが最も分かって欲しい、把握して欲しい内容を掴みきれていない場合があります。

ポイントは、クライエントさんを、理解できていないかも、言っている意味がわからない、聞き流してしまった、という自分自身の感覚に気がつき、先に進まずに、詳しく話をしてもらうことです。

② 意識化の支援

クライエントさんの話す内容について明確化して伝え、クライエントさんが自分の本当の気持ち、本音に気づき、意識化できるようにする。

ポイントは、こちらの言葉が、クライエントさんの心底に届いた、腹落ちしたときと、そうでないときが表情から伺えるため、ダメなときは、こちらの伝え方や伝える内容を変えて、クライエントの反応をみることです。

③ クライエントさんの考え方・価値観等の理解

クライエントさんの立場に立って考え、感じ、どのようにできごとや状況、問題を捉えているのか、クライエントさんの考え方や価値観といった内的準拠枠をもっと理解する必要があります。

とにかく、クライエントさんの考え方や価値観等の内的準拠枠につながる言葉やフレーズを逃さないことが重要なのですが、掴みきれずに逃してしまうことがあります。

ポイントは、クライエントさんの言葉を私がどう理解しているかではなく、クライエントさんがどんな気持ちでその言葉やフレーズを話してきたのか、注意深く聴き、見ていくことです。

④ 肯定的資質を引き出す言葉を逃さない。

ロールプレイにおいて、クライエントさんの肯定的な資質を引き出すことができる言葉やエピソードをしっかりと記憶しておくことが必要です。問題を解決する際に、クライエンさんの肯定的な資質を引き出すことができる言葉やフレーズが、とても重要になるからです。

ポイントは、過去を振り返り、これまで生きてきた道を一緒に振り返ることです。具体的には、クライエントさん自身は否定的に捉えていたとしても、視野を広げたり、将来を展望する視点から見たりすることです。このように視野、視点、見方を変えることで、肯定的な資質を引き出せすことができるため、これらは意識的に実践していく必要があります。

2)自己一致・純粋性について

15分のロールプレイング中は、常に自己一致しているようにする。

これは、とても重要なことなのですが、難しいです。

ポイントは、クライエントさんに集中すると同時に、自分自身の考え方や感情に気づきつつ、その考え方や感情を手放し、脇においてから、またクライエントさんに集中することを意識的に行うことです。

 

3 重点的に取り組むべき点について

クライエントさんを良く観察して、①クライエントさんの考え方や価値観等の内的準拠枠の理解につながる言葉(キーワード)やフレーズ、表情等を逃さずに、その点に焦点をあて、詳しく話をしてもらい、深掘りしていく。

併せて、②クライエントの肯定的資質を引き出すことにつながる言葉を逃さずに、しっかりと掴む。

 

カウンセリングの技法については、福原眞知子先生の『マイクロカウンセリング技法 - 事例場面から学ぶ』を参照しながら学んでいます。 

マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ

マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ

  • 発売日: 2007/07/31
  • メディア: 単行本