情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

経営理念Case10 株式会社マエダハウジング

『理念と経営 2020年05月号』の企業事例研究で取り上げられた企業の経営理念の紹介です。

 

【経営理念】

「住宅事業を通して、お客様の満足、社員の幸福、地域への貢献を同時に実現する」

 

【会社概要】

創業/1993年(平成5年)

業種/総合住宅リフォーム、不動産売買仲介、新築の設計・施行・管理等

資本金/10,000万円

従業員数/87名(2019年3月)

本社所在地/広島県広島市

代表取締役社長/前田政登己

URL/https://www.maedahousing.co.jp/

 

経営理念

「住宅事業を通して、お客様の満足、社員の幸福、地域への貢献を同時に実現する」

 

ビジョン

「リフォームを通して家族の明るい笑顔を増やす」

「地域で輝く100年企業になる」

「広島一『ありがとう』や『良かった』が集まる感動コミュニティ企業になる」

 

経営方針

「一度の出会いを一生の出会いに」

 

企業文化

「素直」
「前向き」
「感謝」 

 

分析

1. 未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること

ビジョンが3つあります。 個人的には、「広島一『ありがとう』や『良かった』が集まる感動コミュニティ企業になる」が良いですね。「広島一」「『ありがとう』や『良かった』が集まる感動コミュニティ企業」は、未来のあるべき姿が想像でき、進むべき方向性を示しています。

 

2. どのように社会に貢献するか明確であること

「住宅事業を通して、お客様の満足、社員の幸福、地域への貢献を同時に実現する」と「リフォームを通して家族の明るい笑顔を増やす」によって、社会に貢献することが読み取れます。

 

3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること

戦略・戦術のヒントは、「一度の出会いを一生の出会いに」です。これを踏まえて、事業ドメインを「地域密着住宅ワンストップサービス業」と位置づけ、型は既存顧客重視、リピート重視、口コミ重視、顧客生涯価値の増大を重視する戦略で成長しています。

 

4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること

企業文化の「素直」「前向き」「感謝」は、非常に分かり易い判断基準、行動基準になっています。

 

5. インパクトがあり、覚えやすいこと

個人的には、ビジョンの「広島一『ありがとう』や『良かった』が集まる感動コミュニティ企業になる」が良いですね。

「広島一」にインパクトがあり、「感動コミュニティ企業」というのも楽しそうです。

 

前田社長のことば

「『リフォームには人喜ばせる力がある」と信じて」

「リフォームは『手段』」

「『目的』は家族の明るい会話を増やすことであり、安心して家族が快適に暮らせること」

 

ひとこと

前田社長が27歳の社員のとき、社長が夜逃げ。工事中だった2件のお客さんが気がかりで、最後まで責任をもって終わらせないといけないと思うと同時に、

「これは、自分がやれということだろか?」と自分に問いかけます。

その答えは、名刺を作りにいき、創業。

本当に誠実です。誠実は信用を生み、信用は地域一番店を作ります。

採用は、未経験者採用を重視。経験や資格よりも、自社の価値観やビジョンを共有できる人かどうかで決めています。

前田社長の価値観、ビジョン重視の人材採用は、リフォームの際にお客様と「なぜリフォームをして、何を変えたいのか」というお客様の価値観を共有することができるスタッフの育成へとつながっています。

前田社長は「最初に人をいれてから悩みっぱなし。今も思考錯誤です」と言っていますが、その姿勢こそが、人財を得るために必要なことです。 

 

『理念と経営 2020年 05 月号』より

理念と経営 2020年 05 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 05 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/04/21
  • メディア: 雑誌