【経営理念】
「世界を、節水する」
【会社概要】
創業/2010年(平成22年)
業種/ソリューションカンパニー
資本金/1,000万円
従業員数/20名(グループ合計80名)
本社所在地/東京都台東区
代表取締役社長/高野雅彰
URL/https://dgtakano.co.jp/index.php
経営理念
「世界を、節水する」
Our Way
「仕事は邪魔な障害ではなく、人生を充実させるための手段」
企業文化
「挑戦する文化」
「変化への寛容性」
「柔軟性と自由」
「アイディア思考」
「目的主導型」
Dream
「我々は、夢が最高のエネルギーであることを知っています」
分析
1. どのように社会に貢献するか明確であること
「節水製品の開発・販売」によって、「世界を、節水」し、社会に貢献することが明確です。
2. 未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること
「世界を、節水する」
分かり易いです。「世界を」というのがビジョンの大きさを物語っており、未来のあるべき姿が想像でき、進むべき方向性を示しています。
3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること
戦略・戦術のヒントは、「挑戦する文化」「変化への寛容性」「柔軟性と自由」「アイディア思考」「目的主導型」です。これにより、国籍を問わない優秀な人材を獲得し、課題の本質を見抜き、課題解決策のデザインし、海外展開を成功させる企業に成長しています。
4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること
「仕事は邪魔な障害ではなく、人生を充実させるための手段」「我々は、夢が最高のエネルギーであることを知っています」は迷ったときの判断基準・行動基準になると思います。少し抽象的ですが、その分、様々な困難や非常事態において、有効に機能すると思います。
5. インパクトがあり、覚えやすいこと
「世界を、節水する」は、「世界を」としているところにインパクトがあり、短くてとても覚えやすいです。
目指していることが、社会課題の解決のための製品づくりであることが分かります。
高野社長のことば
「社会課題の解決に迫る『行動力』が、革新を生む」
「一度きりの人生ですから、妥協などするのは嫌。我慢するのが大人と言われるものですが、どうして我慢しなきゃいけないんだ。やりたいことをやりたいと思い続けていた。」
「国籍を問わなければ有能な人材が見つかる」
強みと10年構想の方向性
強みは、分析力と分析に基づく実行力です。
「関連特許を片っ端からしらべましたが、技術的に突出したものはないし、大企業の参入もない。節水は有望な市場だと確信しました。」
この分析をしてから市場に参入しているところに、経営センスの非凡さと努力を惜しまない情熱を感じます。
また、「国籍を問わなければ有能な人材が見つかる」とは言っても、本当に社員の約7割を外国籍にして結果をだすのは非常に難しいですが、これを実行しているところが素晴らしい。
会社のホームページを見ても、理念を社員と共有していることが伺えます。
ダイバーシティ経営を成功させるための要諦をしっかりと抑えています。
そして、高野雅彰社長の父である高野精工の高野善之社長(2代目)の技術に対する目利き力と技術力が素晴らしいです。
10年構想の方向性は、①Bubble90の国内浸透と海外本格展開(製造・販売・アフターケア・メンテナンス)、②Bubble90の改良製品開発、③新規事業開発です。