理論と実践

知の創造と智慧の実践プロセス

経営理念Case6 ナカザワ建販株式会社

【経営理念】

 未来を見つめ、
 新しい価値を創造し、
 幸せな家族、
 豊かな社会の実現に貢献する

 

【会社概要】

創業/1980年(昭和55年) 設立/1983年(昭和58年)
業種/住宅建築資材の販売事業、プレカット事業、内・外装工事事業、建材流通事業
資本金/3,000万円
従業員数/500名(2020年4月1日)
本社所在地/大阪府和泉市
代表取締役社長/中澤秀紀(2代目)
URL/https://www.nakazawa-kenpan.co.jp/

 

 

経営理念

 未来を見つめ、
 新しい価値を創造し、
 幸せな家族、
 豊かな社会の実現に貢献する

 

ビジョン

新しい価値創造の環境と流通をリードする」

 

ミッション

「しあわせを建てる」

「持続的に成長するために、将来に亘って引き継げる志」

「住生活環境の向上とお役立ち、活気あふれる職場環境づくり」

 

企業文化

社員の知恵を集め、新しい価値を創造して、健全経営を目指す」
「ガラス張り経営に徹する」
「全員参画の経営に徹する」
「成果配分の経営に徹する」
「任せきる経営」
「チャレンジする社風」

 

分析

1. どのように社会に貢献するか明確であること

未来を見つめることで、新しい価値を創造し、その価値は、幸せな家族と豊かな社会の実現に寄与する。

 少し抽象的ですが、どうように社会に貢献するかイメージはできます。

ミッションの「しあわせを建てる」「住生活環境の向上とお役立ち」を加えると少し具体的になります。

 

2. 未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること

新しい価値創造の環境と流通をリードする」というビジョンは、抽象的で、少し分かり難いです。

 

3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること

 

 経営理念とビジョンが少し抽象的なため、戦略・戦術のヒントは見えにくくになっています。

 

4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること

未来を見つめ、新しい価値を創造し、幸せな家族、豊かな社会の実現に貢献しているかどうかが、迷ったとき、困ったときの判断基準・行動基準になります。

また、企業文化の「社員の知恵を集め、新しい価値を創造して、健全経営を目指す」「全員参画の経営に徹する」「任せきる経営」「チャレンジする社風」は、日頃の判断基準・行動基準になります。

 

5. インパクトがあり、覚えやすいこと

一つひとつはそれほど長くありませんが、数が多いため、覚えるのは難しそうです。

経営理念、経営目的、ビジョン、ミッション、経営の基本方針、基本コンセプト、しあわせ創造企業(考え方)、未来への行動指針(熱意)、品質方針・環境方針、チームナカザワ・・・、ちょっと多いかな。。。

 

中澤会長のことば

「住宅産業の改革・革新流通業」

住生活環境の幸せ創造業」“周りの皆様の喜びがあって、私たちも幸せになれる”

「失敗したら失敗したで、必死になって挽回してくれますよ。そもそも失敗を無くすなんて無理。けれども失敗を糧にして次のステップに臨んでもらえればいい」

「理念への思いは『未来を見つめ』という部分、これが重要」

「最初の理念は、25・6年前に作りました。そこから進化させてきましたが、結局『イノベーションを起こし、みんなで幸せを掴もう』ということを書いているのかな」

 

強みと10年構想の方向性

強みは、時流を見据えた価値創造力です。

未来を見つめ、顧客の顧客のことまで考えて、価値を創造する「顧客価値創造型卸業」*1は、イノベーションの起点となる事業です。

イノベーションを起こすためには、未来を見つめて、顧客に想いをよせ、顧客を本当に深く知ることが重要です。

 

10年構想の方向性は、①他の卸業(流通業)のM&A、②建材メーカーとの連携強化です。

 

理念と経営 2020年 03 月号より

理念と経営 2020年 03 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 03 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: 雑誌
 

*1:①拡大するリフォーム市場やリノベーション市場への価値提供、②安全・健康・省エネ化・環境対応等の価値提供