情と理のシンセシス

SYNTHESIS OF HUMANITY & THEORY.

経営理念Case2 株式会社イナミコーポレーション

経営理念】
 私たちは 環境づくりを通して
 社員が家族に誇れる会社をつくります
 一、 我が社にかかわる人たちの幸せを追求します
 一、 お客様が喜ぶ環境づくりを提案します
 一、 環境づくりを通して地域社会に貢献します

 

【会社概要】

創業/1964年(昭和39年)
業種/環境事業、運送引越事業、ダストコントロール事業、ビルメンテナンス事業、飲料事業
資本金/5,000万円
従業員数/217名(2019年11月)
本社所在地/愛媛県西条市
代表取締役社長/稲見政隆(3代目・2019年就任
URL/https://inami-173.co.jp/

 

 

経営理念

私たちは 環境づくりを通して

社員が家族に誇れる会社をつくります

 一、 我が社にかかわる人たちの幸せを追求します

 一、 お客様が喜ぶ環境づくりを提案します

 一、 環境づくりを通して地域社会に貢献します

 

ミッション

笑顔の輪を広げたい 未来へ繋げたい」

 

バリュー

社是」
 我が社は明るく健康な職場環境のもとに
 地域社会に奉仕し、お得意様から愛される
 イナミであることを社是とする

「創業の精神」
 『うちでお役に立てるなら』という気持ちがイナミの原点
「イナミのこだわり」
 お客様視点を貫くことで見えてくるサービスの本質
 時代の変化に挑むことで生まれる一歩先を行く覚悟
 既成の枠組みを超えて、お客様の期待や想像を遥かに超えて
 挑戦し続けてきた歴史の積み重なりがイナミの伝統です。
 

分析

1. どのように社会に貢献するか明確であること

少し抽象的ですが、その分、時代や環境の変化に対応できるため、良い経営理念だと思います。

「環境づくりを通じて」の「環境」が、お客様の身の回りの環境という意味で利用されています。この「環境づくり」を、環境事業、ビルメンテナンス事業、ダストコントロール事業、引越運送事業、飲料事業を通じて、お客様に提供しています。

 

2. 未来のあるべき姿、進むべき方向性を示していること

一見、未来のあるべき姿、進むべき方向性が分かり難いようにも思えますが、イナミコーポレーションの創業以来の強みである『うちでお役に立てるなら』の創業の精神を根底に考えると、事業の枠を外した経理理念やミッション、バリューの方が企業文化にあっています。

 

3. 戦略・戦術のヒントが見えてくること

 

言葉は悪いかもしれませんが、「地域における何でも屋さん」とイナミコーポレーションを捉えると、戦略・戦術のヒントは分かり易い形で見えてきます。地域におけるお客様の身の回りという「環境」へ働きかけ、顧客価値を創造することの全てが事業領域になります。

 

4. 迷ったときの判断基準・行動基準になること
『うちでお役に立てるなら』という「創業の精神」をもって、お客様が喜び、笑顔になり、幸せになるためにはどうしたら良いか?
お客様視点を貫き、サービスの本質をお客様視点を貫き、時代の変化、既成の枠組み、お客様の期待や想像を遥かに超えて挑戦する。 
分かり易く、判断や行動に繋がる基準です。

 

5. インパクトがあり、覚えやすいこと

少し長いため、覚えにくいですが、良く考えられた経営理念、ミッション、バリュー(イナミのこだわり)となっています。表現上のインパクトはそれほどありませんが、これまでの歴史の積み重ねのなかで蓄積されたノウハウやナレッジという模倣困難な自社の強みを活かす内容になっており、内容面ではとてもインパクトがあります。

 

稲見社長のことば

「地域の方々から、『頼られる存在』でありたい」

「うちでお役にたてるなら」というこだわりの原点

「これからも地域の方々に頼られる会社であるために、どんな変化もいとわない」

「伝統と革新」への挑戦

 

強みと10年構想の方向性

強みは、仕組みに基づく組織力です。

お困りごと解決のため、社内の情報共有を促進し、フットワーク、小回り、スピード感を重視する経営は優れています。
地域密着型の中小企業がとるべき戦略を着実に実行している企業です。

 

10年構想の方向性は、①ネットワークの拡大(事業提携・フランチャイズ等)、②ニッチ戦略よる大手との差別化拡大(小口・多サービス)です。

 

理念と経営 2020年 01 月号より 

理念と経営 2020年 01 月号 [雑誌]

理念と経営 2020年 01 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2019/12/21
  • メディア: 雑誌